* 萩旅行記 *


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【その一】

2月の16、17日で行ってまいりました。山口は萩。
既に方々で旅行記が書かれてたりしますが、誰が望んでなくてもウチでも書きます。
てことでまずは前日のことから。
出発時間が朝早いので家が遠いウチと総督は前日てんさんちにお泊りでした。そして総督は少し到着が遅くなるとのことで、間食にパンを貪りつつ腹減ったー腹減ったーと待っていた欠食児童ふたり。電車の中走って急いで来いよ、と無茶なことを云うてんさん。
そしたら予定より早い時間にインターフォンが鳴ったので、総督もしかして(電車の中で)頑張った!?と玄関に向かったてんさん。
そして、しょんぼりしながら戻ってきたてんさんが一言。

「違った」

総督じゃなかったそうです。そうだよね。電車の中で急いでも到着時間変わらないものね。当然だけど。
そしたら次は丁度到着予定時刻辺りにまたピンポンが。今度は総督かな、と云うウチに、ヤマトかも、と云いながら玄関に向かったてんさん。

サインお願いします」(玄関のほうから聞こえてきた声)

ヤマトだ…!!!
凄いなてんさん、預言者?
それにしてもここまで登場を引き伸ばす総督に尊敬の念を禁じえません。何だよもー、真打は後から登場ですか。さすが総督。
そしてヤマトが去った1分後に総督は現れたのでした。こちらが油断しきっているタイミングを狙って来るとは、さす(以下略)。
あ、申し忘れておりましたが総督はroute666の春日さんの敬称です。
そんな注釈をつけたところで翌日。
朝から総督に起こしてもらってもそもそと出発です。新大阪駅にて大佐と合流、チーム西全員集合です。総督に大佐に腹黒班長と、何とも強そうです。この中で私はどうしたらいい。
朝ごはん食べてない組は朝食を買い込んで新幹線で新山口駅までゴー!
と思ったら雪で新幹線が遅れておりました。
出発から幸先悪い…と思っていたら、これはまだほんの序章でしかなかったのです。
新幹線内では朝ごはん食べたり喋ったり誰かさんはネームしてたり、和やかなムードでした。旅行の行き返りの移動がいちばん愉しいと仰る総督の気持ちも何となく分からないでもないです。何となく、おぼろげに。
ところでその新幹線内で、おかしなものを目撃しました。車両の出入り口のドアの上についている、よくニュースとかが流れてる電光掲示板なんですけど。それに地方の天気予報が流れておりまして、雪とか曇り時々雪とか大変だなーと思ってたらとある地方の天気予報がアナタ。

雪時々止む

って。
止むって。止むって何だ…! 天気予報としてどうなんだそれ!
と思って他の三人にこの衝撃事件を話したんですけど、そしたら酷いんですよ皆。
誰も信じやがらねぇんですよ。
ネタ仕込んできちゃってもー、みたいな反応なんですよ! 酷い!!
ホントだもん!と必死に主張するも、件の天気予報はもう流れていって戻ってきません。ちょっと時間経ってたから…。けど、だからって、ウチも信じられんかったけど……うぅ。ぐす。
そんな哀しみを乗せて新山口駅に到着。
駅から萩までは1時間以上掛かる長いバスの旅です。途中街中で雪がちらついたり、山中で雪が水平にざぁぁぁぁっと降ってたり一部では積もってたりで萩に不安を覚えつつバスでずんぞこ。
余談ですが、街中で白いものがちらつきはじめたとき、これ雪かなと云ったてんさんに総督は「妖精やって」と返しておりました。総督に見えたんだからきっと足へちの妖精に違いないと、てんさんとの合議により決定しました。
さて、萩にてチーム東と合流です。9(+3)人の大所帯に成長しました。
挨拶もそこそこにまずは昼ごはん。煮魚美味かったです。
ごはんの後、本格的に観光開始ー。
西の腹黒班長ことてんさんちのメモやら、東の班長キングの日記などを見たら特によく分かるように、この萩旅行はもふたちの新婚旅行という名目が付いております。ちっちゃいもふ銀ともふく長のぬいぐるみが同行しておりました。(さっきの+3のうちの2は彼ら。残り1はマッキーさんです。マッキーさんについてはキングのサイトにて)
そんなもふたちの目的は、お杉ん家に押しかけてご祝儀せびり取ることでした。なのでまずはお杉ん家……もとい、高杉晋作邸に向かうことに。
当てになるんだかならないんだか微妙な地図(必要のない情報が無駄に多く、ツッコミ処も多数)に従ってお杉ん家に向かいます。しかし、通る場所が商店街だったり住宅街だったりと、何だか気分は友だちン家にでも行くかのようです。萩まで来て気楽にも程が。しかし、ここに来るまで観光客らしい観光客を殆ど見なかったしな…。
途中、古い民家(文化財とかそんなんだった気が)の中で大量のひな壇が飾られて公開されていたので寄り道。微妙に強引なおばあさまに解説していただいたりしてました。まぁ、同行者の半数とそのおばあさまを、私含む残りの数名は途中で完全に見失ったわけですが…。そんなプチ迷子。(そこまで広くない家だったのに何処に行ったのかさっぱり分からなかった)
襖開けると階段が出てきたのにはビックリした。古い家は面白いな。板張りの足下から怖ろしく冷え込んでくるけど。
この家の辺りまで来ると観光客の方の姿も見えはじめ、やっとちょっと観光地気分。
ひな壇の家を出てまた歩いていくと、前方に何やらデカイ像が見えてきました。アレは誰?とかもふ団体の後方を歩きながら思っていると、地図を持っている前方で何やら異変が。
どうやらお杉の家を通り過ぎていたらしい。

そんなに目立たないのかお杉の家!!?

と私が思ったりしていたところで、長くなってしまったので次回に続く。
無駄が多いんだろうな、こんな長さになるのは…。

次回は、突撃★お杉のお宅訪問。しかしそれは更なる悲劇の幕開けに過ぎなかった。
逆境の中から生まれる友情。そして、裏切り。
果たして9(+3)人の運命やいかに!

とか何かそんな感じになるかもしれないし、ならないかもしれません。書かないかもしれません。できる限りがんばります。



【その二】

お杉の家を通過していたらしい一行、Uターンです。
どうやら途中で角をひとつ曲がらなければならなかった模様。ということで今度は正しい道を行きます。すると前方にそれらしきお宅を発見!

「しーんすーけくーん、あーそーぼー」


(張り紙) 『冬季 休


居留守かあの野郎……!!!
もふ襲来の気配を察したのか単にオフシーズンだからか(後者の可能性高)、高杉宅はお休みでした。残念です。アイツ絶対寒いからって引き篭もってんだよ。その辺のサービス精神とかなさそうだし。
ここらで、日本海側の冬の気候に耐え切れなくなってきた一行は何処かで一服することにしました。丁度、喫茶店の看板が見えたのでそこへてくてくと向かいます。本気寒いので早く暖をとりたいものです。
程なくして到着。しかし。


(張り紙) 『2/16まで休業します。


喫茶店お前もか……!!!
てか今日までですかお休み!
何かもうお杉晋助の執念じみた根回しとしか思えません。おのれお杉め。
お休みなものは仕方ないので、そこの近くで見つけた一見民家な喫茶店へ。広いお庭が素敵です。その庭にある石橋をにゃんこが優雅に歩いていく光景にトキメキでした。
そこでのんびりティータイム。チーズケーキが何かアイスクリームみたいな盛られ方だったのにはビックリでしたが美味かったです。むふー。
ここでだりーんさんが起こした奇跡は忘れません。だって、ガン!って。いちやさんがケーキに添えてあった飾りのお花をもふく長の耳の上に物凄い苦労して差してあげて、かわいい!撮影会だ!ってみんなが駆け寄ろうとした瞬間に立とうとしただりーんさんの足が座卓にガン!って。
その衝撃で座卓に乗ってたもふく長がパタリと倒れて、お花は取れてしまったのでした。

その後もう一度いちやさんにお花をつけてもらったもふく長。そしてもふ銀。
倒してしまったことをいちやさんに怒られるだりーんさん。他はそろって大爆笑。物凄い温度差ですね。
そんな伝説に残る事件も起こりつつ、また出発です。
このとき細かいお金がなかったので私がまとめてお会計に行くことに。なんでさっさと済ませてしまおうと先に部屋を出てレジに向かいました。お茶してた部屋から廊下を一直線、入り口を通り過ぎて角を曲がったところにレジはありました。丁度お店のおじさんがいたのでお会計をお願いします。
したらばこのおじさん、とても覚束ない。レジを打つ手付きもそうなんだけど、メニューを見ても値段が分からないものがあったらしく何度も他の店員さんに値段を訊きに行きます。実はお店のひとじゃないとかだったらどうしよう、と思うほどの覚束なさ。いや、一度に9人分の会計とかさせてるせいな気もしますが。
まぁ急いでいるわけでもないのでのんびり、とか思っていたら準備を済ませた皆さんが靴を履いて外に出て行く音と声が聞こえてきました。その話し声の内容を聞いていると、何だか私置いてかれそうな雰囲気。だって、うっちゃん先に出てんじゃね?的な言葉が聞こえた気が……。あれ?

ガラガラガラガラ……ピシャン

え、え、え、ちょっ、待って!!!?
前言撤回、おじさん急いで!!!
ホントに置いてかれたわけはなかったのですが、焦りました。だってあの人数、ひとり減ったくらいじゃ気付かない気がするんだもの。
その後は町をぶらぶら散策し、酒を買ったりしてから一路ホテルへ。
因みに酒屋にも一軒、『只今配達中につき留守です』という張り紙で拒まれたりしてました。どんだけタイミング悪いんだウチら。
さて、ここで今更過ぎる感はありますが旅のメンバーを書いておきます。いや、忘れてたとかそんなじゃないです。うん。
→チーム西 腹黒班長てんさん、足へち総督春日さん、足へち大佐ハズミさん、私。そしてもふ銀ともふく長。
→チーム東 班長キングマキハラさん、黒幕いちやさん、医療班たぬきさん、だりーんさんのとうごさん、マスコット紅子さん改めばにこさん。そしてマッキーさん。
この大所帯で、本日のお宿に到着であります。何かとても良さげな雰囲気であります。話によればこのホテルからモノレールが出てて展望台に行けるとのこと。

この日は強風で運転を停止してましたが

……お杉は天候を操ってまで私たちの邪魔をしたいらしい。
お杉の妨害にもめげず、部屋に荷物を置いたら早速温泉へ。何といってもこの旅の目的は温泉とふぐです。それが二大メインです。東西両班長がお風呂の凄いこのお宿をみっけてくださったので温泉は大満足でした! 朝夕で男女湯入れ替えで、どっちの風呂も愉しかった。立って入るお風呂が思いの外快適でお気に入りでした。露天もまったりできて良かったなー。
唯ひとつ残念だったのは自分の視力だな…。完全眼鏡生活なので裸眼になる風呂場は何もかもがぼんやり滲んでるんだぜ。しかも使ってる眼鏡がお湯で洗わないでくださいって眼鏡屋のひとに厳命されたものなので浴場に掛けて入るなんて以ての外だったんだぜ。だから露天風呂からの景色もぼにゃり。隣にいるひともぼにゃり。話しかけて見知らぬ方だったらどうしよう、とたまにドキドキする。
風呂上りにお土産屋を物色して、お夕飯の時間ですよ。ふぐですよ。美味くて倖せ。
この夕食時だけではなく昼食時もそうだったのですが、ご飯前までは騒がしくしているのに食べはじめると途端にシーンとしますこの集団。黙々と食べます。もしかしたら常に餓えているのやもしれません。
食事の途中で宿の方の踊りを鑑賞させていただりもしました。道化のようなメイクを笠で隠して登場するという出オチな方の踊りは、しかしその顔だけが印象的なのではなかった。踊りの端々で、瞬きもせずにターゲットを凝視するのです。ターゲットは移動していくので一度凝視されたのですが、アレってこわいね。瞬きせずって辺りがこわいね。とてもじゃないが見詰め返せませんでしたよ。
その後は、まだ私デザート食ってる途中だったのにてんさんが部屋に戻るかーとか云うので地味に疵付いたりしてました。

一日目もまだ終わってないというのに疲れてきたので続きはまた次回。
次回、トンネルを抜けるとそこは地獄の三丁目だった。今日の友は敵と化し、繰り広げられる命懸けの壮絶バトルの中でわれわれは互いの知られざる本性を目の当たりにする。
スタンドをも巻き込んだ勝負の行方やいかに!

どうでもいいのですが、前回の次回予告に書いた部分まで今回辿り着けておりません。何でだろうな。



【その三】

まだ続きます旅行記(一日目)。
部屋に戻ってきたら布団が敷かれておりました。至れり尽くせりですね。
しかしわれわれの夜はまだこれからだったのです。
ということで布団を畳んで空いたスペースにバラッとトランプ(3つ分)を伏せて広げます。
その光景。
実際はもっと凄いです。眼にするとちょっと呆然とします、あの枚数。
そして宿に来る前に購入した酒もここで登場です。
かくして、トランプ総枚数162枚プレイヤー9人(ほぼ全員酒入ってます)による大神経衰弱大会がはじまったのでした。
何というか、壮絶ですこのゲーム。何しろまくられたカードが憶えきれない。直前で捲られたカードでさえもちょっと前を遮られたり視線をずらしたり笑ったりすると大量のカードに紛れて何が何だかもう!
そんな中、とんでもない記憶力を発揮したのはキングでした。
気持ち悪いほどの記憶力(褒め言葉です)でスパンスパンとカードを合わせていくキング。
そしてそれとほぼ同等の記憶力でもってさり気なくカードを掻っ攫っていくだりーんさん。
何だこのふたり! こわいよ!! うわん!
そんなふたりが並んでたものだから、その次の順番だったたぬきさんが全然カードが取れず大変そうでした。だってその前で捲られ済のカードがほぼ根こそぎ持ってかれるんだもんな…。スタンド憑いて一発直感当てでもしない限りそうそう取れませんよ。
それにしてもキングの強さは圧倒的です。勝ち目がないなんて話ではなくカードの半分以上をキングとだりーんさんに持ってかれそうな勢いです。ゲームバランス崩壊しまくりです。
このままではゲームとしてどうか。そう考えたかと云われればそうではなく単に面白くなかっただけな気がしますが、われわれはある対策を講じました。

「キングの前でシャッフルね!」

えげつないと云われようがそうでもしなけりゃやってらんない。
おそらく1時間以上熱戦を繰り広げて、漸くゲーム終了です。普段使わない脳ミソ使って疲れた…。
だが、大会はここで終わりではなかった。
2回戦もやるつもりだったらしい、幹事。
え、もう1回コレ!?
ですがもう一回戦やると、それが終わる頃には大浴場が閉まってしまうので一時中断してチーム西+だりーんさんは二度目の温泉へ。
そういえば夕ご飯のデザートはちゃんと最後まで食べさせてもらえました。いちやさんがてんさん止めてくれたので。良かったですね私。
露天風呂から見える夕方の景色も良かったですが夜の景色も乙なものです。ええ、まぁやっぱり裸眼なので月が輪郭ブレまくって3倍くらいに膨張してましたが。それにしてもやっぱり温泉はイイですね。極楽ですね。

このまま布団に直行できたらどんなに倖せだろうかと思いました。

ぬくぬくだぜ。ぽかぽかだぜ。絶対倖せな夢が見れるぜ。
しかし、戦わなければならない現実があったので泣く泣く戦場へと戻ったのでした。
さて待ってる間に酒飲んでたいちやさんが若干へべれけになってきてますが再びトランプを広げて2回戦。
ここでどういう契約を交わしたのか、突然スタンドを味方に憑けだすひと続出
ゲーム序盤の開かれたカードが殆どない状態にも関わらず一発でピタリと当てるひとが何人も現れたり。(大佐においてはそれを一度に2連発)
一枚目を捲り、同じ数字の札を総督と紅子さんの前辺りで見たと思うんだけどと悩むてんさんに、コレなんかいいと思うと総督が提案して開いてみたらホントに当たったり。
色々と神がかったゲーム展開でございました。
思ってたのと違うカードを開いてしまったときに「間違えた……」と呟く大佐がとても可愛かったです。
2回戦も終了し、合計枚数で順位が決定です。このレクリエーション、景品がある代わりに最下位と下から2番目には罰ゲームがあると前以て通達されておりました。しかも、景品の内容を考えた幹事2名が、罰ゲームだけは嫌だと云います。あのふたりが嫌がるとかどんな凄惨な罰ゲーム!!?と怖ろしくて堪らなかった私は死に物狂いで神経衰弱に挑んだのでした。
その結果、どうにか5位。可も不可もなく真ん中に落ち着いて一安心です。
そんな5位にも景品がありました。

8位の人に本の内容をリクエストできる券。

8位と云えば下から2番目……罰ゲームはコレですか。既にある新刊発行予定に+1冊ですか。そりゃ嫌だわ。大変だもの。うん。で、私はその大変なものを科す側になったわけですね。8位って……いっちゃさん?
……………………。
ここから私の長い苦悩がはじまったのでした。
アレだね。リクエストって突然云われると困るね。しかも本だしね。だって銀トシはわざわざリクしなくてもいいだろうし、n.もリクするものじゃないし。他は何だ。ぱっつち? うーん。……ここで原作銀土とか云ったら、ウチ首絞められんじゃ? うーん。内容をリクエスト? そんなん思いつかない。うーん。
何か耳元でおにいちゃんだったかぱっつちだったか呪文のように囁かれたような気もしますが、のた打ち回って悩みまくってたのでもうそれがいいのかどうかもよく分からなかったです。
折角のリク権だもの。ちゃんと考えたいじゃない。……思いつかないけど! てか何で私こんなに苦しめられてるの!!(贅沢な苦しみですね)
そうしてどうにか捻り出した捻りもないリクは、証拠として保管するために内容を紙に書いたのですが、この時点で色々オーバーヒート気味だった私はナチュラルに漢字を間違えてすぐに気付けませんでした。
景品授与の段階で既に日付を越えていたので、ここで1日目はお開きです。長かった……。(本当にな)
寝物語にキングの生態(一日の行動)を聞きながら就寝。キリのいいところなのでここでまた次回に続く★

正直もうコレ読んでるひと誰もいないだろうと思う次回は、萩紀行やっと2日目!
もう終わりかに思われたお杉の妨害。しかし奴はまだ諦めていなかった!
呆れるほど執念深いお杉にわれわれは反撃を試みる。
腹黒、鬼畜、キング等などを敵に回したお杉の命運やいかに!

(生き残れる気がしませんね)



【その四】

旅行より半月以上の日が経ち、記憶が薄れてくると共に書くのが面倒になってきたので手短にいってみましょう2日目。

朝はまた総督に起こしていただきつつ、朝夜で入れ替えになった温泉へ。
朝風呂最高です。のぼせそうになったけど。空が白んでいくのを見ながらの風呂も良いですね。
その後は朝ごはん。やっぱりそれ以外の時間と比べて静かな食卓です。
魚焦がしたりしつつ(いちやさんが気付いて魚を助けてくれたので一応無事だったけど)、私ももそもそとご飯を食べていたら斜め前にいたてんさんが話しかけてきて。

「うっちゃんうっちゃん」
「ん?」
「たらこが残ってるよ、」
食べる
「!」

お腹いっぱいだったら食べてあげようかと続くのが分かったので先回りして間髪入れずに答えたらショックを受けたような顔をされました。全く、油断なりませんね。まぁ前日には食べ切れなかったのをてんさんに押し付けたりしてたわけですが。
一旦部屋に戻って準備してから出発です。ホテルからてほてほ歩いてって松陰神社へ。
何というか、これを書いている今は3月11日なのですが、ここに行ったのは2月の17日です。もう何があったか憶えてません。(笑) やっぱ早めに書かないとダメだったか…。
松陰神社を出たら巡回バス晋作くんに乗って萩城址に向かいました。晋作くんです。晋作くん。私たちは何度となくしんすけくんと云いまくってましたが。いやもうだって云い慣れてるもんだから……。
萩城址近くで下車してお昼ご飯です。どうでもいい話なのですが薄曇だったこの日、我々が外を歩いているときは殆ど曇っていたクセに何故か建物内に入ると途端に陽が射してきて何か悔しかったです。おのれお杉め。(何でも奴のせい) 晋作氏を貶しているわけではないのですよ。晋助のほうは……だけど。